「赤毛のアン」第12話を観た。
おもしろかったー。先が読めなかった。
マリラのブローチがなくなった事件で、マリラはアンが犯人だと決め付けて部屋に閉じ込めてたんだけど絶対アンは犯人じゃないと思ってた。
でもアンが「私がやりました」と告白した。その日が友達とピクニックに行く約束があったのでどうしても許してほしかったから。
ありゃー、アンがやっちゃったのかー。アンに肩入れしていたけどマリラの方に。
泣きながら「ピクニックに行かせてー」と言うアンに「行かせないよ。お仕置きとしてはまだぬるいくらいだ」と言うマリラ。うんうん、そりゃそうだ。
その後もお昼ご飯の時間になっても「いらない。そんなもの食べたくない」とアン。
こんなわがままな子だったのか、とアンにがっくり。
それからブローチが見つかった。マリラが以前脱いだ服にひっかかっていた。なくしたのは自分だった。
それからすぐに馬車の手配をするマリラ。アンをピクニックに連れて行くため。
なぜあんな嘘をついたのかとアンに尋ねると「どうしてもピクニックに行かなきゃならないから一晩中告白の内容を考えていたの」大笑いするマリラ。
「間に合うかなぁ」
「まだ2時だ。3時のティータイムには間に合うよ」
「わたしさっきまで生まれてこなければよかったと思っていたけど、今なら天使になれるといっても断るわ」
馬車を走らせ、友達のダイアナやみんなのいるピクニックへ駆けつけるアン。
おめあてのアイスクリームを頬張り幸せいっぱいにはしゃぎまわるのでした。
とても巧みに観る側の感情を翻弄してくれて観応えありました。満足!
アンが変わり者だから、その言葉が本当なのか嘘なのか分からない。
でも、嘘のつき方がとてもユーモアがあって、その嘘はダイアナとの約束を守るためというアンのキャラクターがよく出ていた。確かにアンならそうするだろうなと思える。
何かをなくして怒られた。ぬれぎれをきせられた。
こういう経験って、時代に関係なくみんな覚えのある事だからとても身近なものとして感情移入できる。
こういうエピソードを、アンのキャラクターによって観客のみんなが楽しめるようにユーモアたっぷりに仕立てている。心を揺さぶられました。